当教室で使う 主な和紙の種類です。
左から
左から
本来 和紙には表裏がありますが、当教室では こだわり無く染め色の綺麗な面を優先しています。
また 縦目と横目があります。縦目の方が ちぎりやすいので、ちょっと ちぎってみて
縦目に長い辺をもってくると良いと思います。
どんな糊を使うのですかと お問い合わせをよくいただきます。
粉糊を使っておられる教室もあるそうですが 手に入りやすいデンプン糊をお勧めしてます。
ご家庭によくある チューブやボトルに入った物で OKです。
当教室では、袋入り洗濯糊を使用しております。
※ チューブ糊の場合
通常の厚さの和紙 | 糊 1 : 水 4 |
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極薄紙 | 糊 1 : 水 7 |
※ 洗濯糊の場合
通常の厚さの和紙 | 糊 2 : 水 3 |
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極薄紙 | 糊 1 : 水 3 |
上記の割合で ペットボトルなどで ダマが無くなるまで よく振って混ぜてください。
※友禅紙や金紙などは、そのままの糊を使用します。
水に溶いた糊で貼りますと直ぐに剥がれてしまいます。
和紙ちぎり絵の醍醐味は なんと言っても 毛羽(けば) ですよね
和紙の種類にもよりますが より毛羽立たせる方法です
一般的な民芸紙です
両手で もみ洗いをするように 柔らかくなるまで もみ込んでください
20回くらいですかね
揉んで 柔らかくなっているので やさしくゆっくり 左右に押し広げる様に ちぎって下さい
そのまま ちぎるより 毛羽が出てきます
せっかく書いた下絵の線が 見えづらくなったり 消えてしまうこともありますが・・・
和紙には、縦目 横目があります
和紙を漉く道具『簀桁(すけた)』の痕跡です
下の写真では、上下の向きが縦目です
和紙によって分かりにくい物も多いですし、染められたら より一層 分かりにくいです
その場合は、和紙の端を少しちぎってみて ちぎりやすく感じる方が縦目になります
ただし、原紙の中央部は その限りにありませんが...
縦目で細長く、横目で丸く ちぎってみます
縦目で ちぎった方は毛羽が縦目に流れているので、細長く取りたい(葉や茎)の表現に向きますね
横目で ちぎった方は毛羽が整え辛いかと思います
特に細い茎を作る場合は、プツッと ちぎれてしまう事があります
和紙の毛羽を活かして 貼ります!!
ちぎっただけの紙です
形をピンセットで整えていきます
この時気をつける事は 細かく削っていく様に
軽い力で 少しずつ整えてください
こんな風になりました
色紙に糊を付けます
この糊の量が重要です
多過ぎると せっかくの毛羽が台無しに…
和紙の面積に対して 小さめに!!
少ない糊でも十分付きます
糊の上にそっと置きます
糊の上澄み液をハケに少し含ませ、整えた毛羽に添って中央から優しくハケを動かします
何回にも分けて丁寧にしてくださいね
完成です!!
典具帖紙を貼るにはコツがいりますよね
シワが入ったり、破れたり・・・
よかったら 参考にしてください